第4回日本周産期精神保健研究会 会長

山中美智子(聖路加国際病院 遺伝診療部部長/女性総合診療部医長)

2020年4月25日更新

 2020年10月31日~11月1日の開催を予定しておりました第4回日本周産期精神保健研究会ですが, 開催延期とさせていただくことになりました。
 現在,COVID-19の感染拡大により日本全国が緊急事態宣言の中にあります。10月開催予定といえども,周産期精神保健分野の関係者が感染拡大防止や医療体制等の維持・改善に努める中, 研究会開催に向けて活動することは困難な状況です。 さらにその時期に多くの人々が集合できる状況かは不確定であると考えました。
 さまざまな状況を勘案し,理事会審議を経て,本年の開催を延期することにいたしました。2021年秋の開催に向けて準備させていただきたく存じます。研究会の講師,シンポジスト等をお引き受けいただきました皆様,また研究会の趣旨にご賛同いただき,ご協力のお申し出をいただいた各社の皆様方,演題を提出されるご予定の皆様方,ご参加予定の皆様方にはたいへんご迷惑をおかけし,心よりお詫び申し上げます。
 今後の開催時期や方法につきましては,決定次第お知らせいたします。すでに会員の方々には延期のお知らせが届いている状況の中,みなさまへのお知らせが遅くなりましたこと,お詫び申し上げます。これまでと変わらぬご支援とご協力を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。末尾になりますが,みなさまのご健勝をお祈り申し上げるとともに,この大きな危機を無事に乗り越えて笑顔でお目にかかれますことを心から願っております。


2019年11月3日更新 
  この度、第4回日本周産期精神保健研究会を2020年(令和2年)10月31日および11月1日の両日、聖路加国際大学にて開催させて戴くことになり、有意義な研究会運営を目指し、事務局一同鋭意準備を進めております。本研究会は,新しい命を迎えて変化していく家族とその児が,単に身体面のみならず,適切な心のケアも得られることを目指して活動をしてきました。第1回は「親子の物語が始まるとき、私たちにできることは?」,第2回は「親子の物語が続くとき、私たちにできることは?-周産期から在宅医療までのかかわりー」,第3回は「病院と地域で家族の心を支える―私たちにできることは?」をそれぞれテーマとして開催されてきました。産科医・新生児科医のみならず,看護師・助産師,臨床心理士,遺伝カウンセラー、ソーシャルワーカー、理学療法士あるいは保育士など様々な職種の連携によるケアを目指してきました。
 日本の周産期医療は周産期死亡率,母体死亡率共に諸外国に比べて低率で,世界に誇れるレベルを維持しています。その一方で,出産年齢は高齢化し,経済的格差の増大,様々な国からの居住者の増加,精神疾患を抱える人の増加など,様々な社会の変化はそのまま周産期医療の場に映し出され,多様な課題を抱える家族への柔軟性のある対応が求められるようになって来ています。そこで第4回は「子(個)をはぐくむ多様な家族への支援」をテーマとして,在住外国人,早産低体重児,自身ががんを抱える母親,先天異常を持って生まれて来たこどもの育児など,多彩な家族への支援のあり方や社会的養育についての課題などを取り上げる予定です。周産期に関わる様々な職種の方にお一人でも多く参加していただきたいと願っております。